夜景でポートレート

夜景と人物を中心として自分なりの撮影方法を記事にしています。

【重い機材はいらない】夜の基本的な撮影方法。

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夜に撮影するには、まず夜でも明るい場所を探さないといけません。

大阪を拠点として活動している為、例に出す場所がほとんど関西になりますが都市部であれば似たような場所もあると思いますので参考になれば!

 

 

場所選びの基準

最初に選ぶ場所としては街中の明るい場所が一番撮りやすいです。

例えば難波の道頓堀や梅田の駅構内(ストロボNG)など…

夜でもキラキラしたイメージの多い場所であれば大丈夫です。

どうしても暗い場所で撮影したいとなるとストロボ(フラッシュ)が必要だったり荷物が多くなってしまいます。

移動しながら撮影する事が多い為、身軽に動けなくなってしまうのが嫌で私は出来るだけストロボを使わずに撮れる方法を考えながら場所選びや設定をするようにしています。

時間帯も遅くなればなるほど空は暗くなってしまうので日が落ちて街明かりが付き始める頃がベストです。

 

 

設定

いくら明るい場所であっても基本的には絞りを開放(F値を限界まで低い数値で)。

シャッター速度はギリギリブレない程度まで遅くしています。

ISOのみ場所によって100で頑張ったりオートにしたりと環境で変えます。

可能な限り撮影した段階で明るく撮れる設定が望ましいです。

 

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はのん(Twitter:@haparioaikon2)

場所:梅田ヨドバシ前

レンズ:FE35mm

絞り値:F1.8

シャッタースピード:1/30秒

ISO:100

 

この写真の場合だとこの設定で撮影しています。(レタッチはしています。)

これくらいの光源があればカメラがあるだけで撮影が出来ます。

 

街灯やライトを使いこなす

山奥じゃなければ街灯や自動販売機など、ちょっとでも明るい場所を探す事は可能です。

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果泣しょこ(Twitter:@_____hatenaki )

場所:大正商店街路地裏

レンズ:FE35mm

絞り値:F1.8

シャッタースピード:1/40秒

ISO:800

 

↑窓からの明かりだけで撮影した場合。

こういった暗い雰囲気も好きなので個人的にはこのままでもいいですが…

この写真のように街灯も少ない場所で撮影する時に明るく撮りたい場合にはストロボよりも気軽に持ち出せるリングライトというものを使って撮影をしています。

 

 
 
この記事の作例で使用しているリングライトはリンクの1つめですが、自分の不注意で落としてしまい壊れてしまったので現在は2つめのリンクのリングライトを使用しています…
どちらも多少大きさはあるものの薄いのでかばんには入るし持ち運びには便利です。
ライトのカラーや色温度、明るさの調整も出来るので色んな方にお勧めしています。
ストロボなどの機材で撮影するには設置する場所や周囲の環境も考えないといけませんが、リングライトであれば片手で持ちながら被写体さんを照らしつつシャッターを押せる上に片づけなくてもそのまま移動出来てしまいます。
 

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場所:南港

レンズ:FE35mm

絞り値:F1.8

シャッタースピード:1/50秒

ISO:1250

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大渡紗英(Twitter:@owatari_sae_)

場所:南港

レンズ:FE35mm

絞り値:F1.8

シャッタースピード:1/50秒

ISO:200

 

上の写真はリングライトなし、下の写真はリングライトありでの同じ場所での撮影。

空を見てもらうとわかりますが、上の方がまだ日が落ちきる前です。

設定も記載してますので比べてみてください。

明るさも設定も全然違いますよね…自分で見返してもここまで違うものかとビックリしました(笑)

リングライトを使用して撮影するだけでこんなに明るく綺麗に撮影が出来ます。(レタッチはしています。)

この時は少し暖色寄りの色で照らしつつ撮りました。

 

まとめ

結論はどこでも撮影は可能ですが、説明させて頂いた通り暗めな場所を選びたい場合はカメラ機材とは別に明るさを作るための小道具が必要となってきます。

事前にどの辺りで撮影するのかだけを考えて最寄り駅で待ち合わせしてから道中でメインの他にも良い場所を見つけたら撮るっていう感じで、ここで撮影すると決めたから他の場所では撮影しない!って決めて動いてしまうともったいない気がします。

なので、良いなって思った場所があったらとりあえず撮っておくといいです。

後からここは失敗したかなって思っても”こんな場所もあったなー”と、違う撮影に使いたいって思った時の場所選びのストックになります。